診療科の特徴

　飯塚病院小児科のミッションは、 We deliver the best for children. ～子どもは未来、すべては子ども達のために～ です。今年度も筑豊地域の中核病院の小児科（地域小児科センター）として、地域小児総合医療（4部門3事業）の更なる充実を目指します。以下に外来部門、小児病棟部門、新生児部門、救急部門の4部門、福岡県の委託としての3つの拠点事業（小児等在宅医療連携拠点、児童虐待防止拠点、予防接種拠点）のリーダーと目標（ビジョン＆ストラテジー）をお示しします。

4部門の目標

外来部門（リーダー：大矢崇志）

　小児科と小児外科が統合している『小児センター』の中にあります。女性医師が多く華やかな雰囲気の外来です。専門外来（内分泌、循環器、神経、アレルギー、腎臓、新生児）のさらなる充実を目指します。

小児病棟部門（リーダー：荒木潤一郎）

　従来の感染症、アレルギー疾患などの加療を目的とした入院形態に加え、検査目的の喘息評価入院、食物負荷試験、医療評価入院の運営改善などを進めます。小児外科と連携した手術を必要とする小児患者さんの受け入れや、医療的ケア児や児童虐待児などの社会的入院への対応などについても検討していきます。

新生児（NICU）病棟部門（リーダー：神田 洋）

　総合周産期母子医療センターとして、ハイリスク新生児の受け入れ、特定妊婦のケア、重症児の在宅移行への退院支援の充実、1ヶ月健診と在宅医療的ケア児の発達外来の充実を目指します。

救急（ER）部門（リーダー：荒木潤一郎）

　小児飯塚方式（当院小児科医、家庭医＆研修医、地域小児科医参加）による質の高いプライマリー診療を提供します。救急科と協力して近隣救急隊から搬送要請のあった小児は、重症度を問わずすべて受け入れます。高度集中治療が必要な場合は当院で初期治療後に大学病院などの高次医療機関へ搬送します。また、集中治療を終えた患者さんのバックトランスファーを受け入れる体制を整えます。

3事業の目標

児童虐待防止拠点事業（AI-CAP）（リーダー：齊木玲央）

　2015年度よりAI-CAP事務局設置に加え、専従の児童虐待専門コーディネーターが配置され、虐待防止対応が格段に向上しました。急増する関係機関からの依頼事例への対応や、要保護児童対策地域協議会への参加の他、地域支援機関との連携強化を目指します。

小児等在宅医療拠点事業（リーダー：大矢崇志）

　患者家族へまごころの提供として医療評価入院を行っています。家庭医と連携して地域ネットワークの構築、筑豊管内の社会資源の把握を目指します。

県予防接種センター（リーダー：岡松由記）

　特に基礎疾患を有する接種要注意者への予防接種を行っています。