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部長 飛野 和則
TEL 0948-22-3800(内線:5417)

呼吸器病センターのご紹介へ

診療科の特徴

概要

 筑豊地域の超高齢化に伴い、肺炎・胸膜炎などの呼吸器感染症と肺癌を主とする悪性腫瘍が増加の一途をたどっており、これらの疾患が入院診療の中心となっております。外来においては、肺癌に加え喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎が診療の中心です。また、これらの疾患以外にも自然気胸、喀血、肺高血圧症など、幅広い疾患に対応しております。

診断

 当院は呼吸器内視鏡学会認定施設であり、年間350件を超える気管支鏡検査を行っています。さらに、超音波ガイド下気管支鏡検査、CTガイド下生検、超音波ガイド下経皮的生検、局所麻酔下胸腔鏡検査など、多様な検査も当科で行っております。また、2018年度は気管支鏡検査でより大きな検体を採取できる凍結生検(クライオバイオプシー)を導入する予定です。これにCT・MRI・PET・呼吸機能検査などの画像診断を加え、各種呼吸器疾患の早期診断と迅速且つ正確な治療をするように心掛けています。

 喘息の慢性期には、喘息日誌、ピークフローメーターによる自己管理を行い、発作回数・重症度の軽減に努めています。また2015年に、重症喘息に対する「気管支温熱療法」を九州で初めて導入いたしまして、県外からのお問い合わせも相次いでおります。COPDなどの慢性呼吸不全に対しても、医師・理学療法士・看護師とチームを組み、入院・外来での呼吸リハビリ、短期入院による評価・教育、在宅酸素療法等を積極的に取り入れ、患者さんの残存肺機能を最大限に活用することでQOL向上に努めています。
 睡眠時無呼吸症候群の診断に対しては、まずは外来で簡易検査を行い、必要に応じて入院で睡眠ポリソムノグラフィ検査による精査・治療を行っています。また、救急外来を通じ24時間体制で、前述の各疾患の急性増悪治療や呼吸器感染症など、呼吸器疾患全般の急性期の治療にあたっています。

その他

 呼吸器病センターとしてのカンファレンスを週に2回行っており、患者さんに最適な治療の提供を出来るよう努力しております。また、学会活動にも力を入れ、国内外での論文発表、学会発表を行うとともに、呼吸器疾患のあらゆる領域で最先端の知識、技術を取り入れ、日常の診療を行っております。2015年度には喘息とCOPD、2016年度には間質性肺炎の専門外来を設立いたしました。ご紹介はいつでも構いませんので、専門治療を必要とされる患者さんがいらっしゃいましたら、いつでもご紹介の程よろしくお願い申し上げます。

呼吸器内科News&Topics

 2020年度はスタッフ医師10名+後期研修医4名+初期研修医2名の人員でチーム医療を行います。外来は4枠で出来るだけ患者さんの待ち時間を短縮し、COPD(火曜日午後)・喘息(水曜日午後)・間質性肺炎(木曜日午後)の専門外来を行い、診療・ケアの質の向上に努めて参ります。
 また、近年肺癌に対するさまざまな薬剤が登場し、治療方針決定のため遺伝子検査や免疫染色の重要性がより高まりました。それに伴い、生検の確実性が更に求められるようになってきております。当科では気管支鏡検査は当然のことながら、超音波ガイド下気管支鏡生検、凍結生検(クライオバイオプシー)、CTガイド下生検、超音波ガイド下経皮的生検、局所麻酔下胸腔鏡検査など、多様な検査が可能です。さらに、気管支ステント術(メタリックステント)、気管支焼灼術、気管支充填術、気管支温熱療法などの特殊な処置も行っております。国内外の学会への積極的な参加や、医師の国内有名施設派遣を行い、最新の知見を得るよう努力しております。
 また2014年より、近隣病院の先生方とさまざまな情報のやり取りを“Face to Face”で行えるよう、「筑豊呼吸器RENKEIの会」を発足いたしました。年に2~3回ほど行う予定であり、今後もご案内を差し上げますので、その際には是非ともご参加をお願い申し上げます。

診療実績

外来担当医師